セミの死を通して

昨日ベランダで騒がしい虫の声がしたんだわ。慌てて見に行くと、
セミがひっくり返っとったにぃ (キャーッ!!)

どうやら飛行中に窓か外壁に衝突して、ひっくり返ってしまったみたいな・・・

恐る恐る近づいてみたら、ひっくり返ったままの状態でジージージーorミーミーミ
みないな感じで両手をばたつかせてたの。
どうやら外敵だと思われて威嚇されたようだわ。。。心配で見に行っただけなのにね :(

しばらく見とったけど一向に元の体勢に戻らんもんで、ひょこっと身体の向きを直してあげたんだわ。
そしたら動かなくってジーッとしとったのさ。
こっちも仕事に行かないかんもんで、そのままにしてきたの。

一日そのセミの事を想って仕事しとったんよ。だって心配やんかぁ。
夜家に帰ってベランダに行ったら、何と息を引き取っていたんだわ。(悲)
多分朝あのまま死んでしまったんやろうね(ー_ー)
木の根っこら辺に埋葬してあげました。


どこから来たのか、どこに住んでいたのか、何て名前なのか何も知らない、
朝のたった10分足らずの付き合いだっただけなのに、一つの命が消えてしまうのは悲しいものです。

セミって何年も土壌で育ち、やっと地上で生活できるようになっても
数週間で死んでしまうって言われてるやんかぁ。
我が家に来たあの子は地上に出てどれくらいだったのか、
もし衝突しなければ後どれだけ生きられたのか、、とか深く考えてしまった。

それって我々も同じだよね。
全員いつかは必ず死んでしまう。これは絶対変わらない事実。
しかも、いつどこで自分の最期がおとずれるのか分からない・・・

だからこそ、一日一日を大切に しなければいけない。
‘今日’という日は、もう二度と戻ってこないって事を考えさせられた。
突然死がやってきた時に、悔いが残るのは嫌だしさ。

だもんで、この世に生かされている事に感謝をし、
‘今日’という一日一日を大事に生きていこうと思った。
それを教えてくれたセミさん、どうもありがとう。
そして、どうぞ安らかにお眠りくださいませ :)